結婚式をするということ/Part2

先ずは「結婚式」と「結婚披露宴」の違いについてご説明いたします。
「結婚式」とは教会や神殿で神様や参列者の方々の前で永遠の愛を誓う式です。
「結婚披露宴」とは親族や友人を招いて新しいパートナーをお披露目するお食事会の事をいいます。
ここでは「結婚式」のお話をさせていただきます。
私は結婚当初「<結婚式を挙げる>ということは神様に二人で誓うこと」だと思っていました。でも本当はそれだけではないのだと数年経って気が付きました。
前回お話ししたように、長く続く結婚生活は山あり谷ありです。時には喧嘩をして一緒に居たくない、顔を見たくないと思う時もでてきます。夫婦の危機だってもしかすると訪れることもあるかもしれません。私も例外ではありませんでした。
でもそんなある時「私はあの時自分自身に誓ったんだ。自分の人生これでいいって、この道を進むと決意したんだ。」「だったら自分の選択したことを貫こう、自分の決めたことを後悔したくない」と強く思いました。それからは相手を責めるだけではなく自分自身も見直し、お互いに思いやりを持つようになり大きな喧嘩も無くなりました。
「結婚式をどうして挙げるのか?」
それは人それぞれの価値観の捉え方かもしれませんが、私が思うに「結婚式」とは神様に永遠の愛の誓いを立てることですが、自分自身への決意の場でもあると思うのです。私はその決意によって何度も神様に誓った場面を思い出し、夫婦の危機を2人で乗り越えました。結婚式、私はやって良かったと思います。
とはいうものの、今は結婚式を行わない方も多くなってきています。私はそれも良いと思うのです。形はどうあれ2人らしく新しい人生の出発にあたって、本当の決意が本人達にあればそれで充分だと思います。
いつか皆さんが結婚した時を振り返り「この人と結婚してよかった。この道を選んでよかった」と思える幸せな人生を送られることを心から願っています。